基礎の話

私事ですが、常日頃、子供を育てるこということは、なのよりも基礎が大切だよ~と

口酸っぱく教えてもらっています。

 

基礎の大切さというのは、建物も同じ。

建物で言いますと、基礎工事、子育てで言いますと、乳幼児期。

 

我が社で請け負う鉄骨工事も基礎工事の一つです。

 

現在この業務に携わるようになり、

子育ても建築物も基礎工事が重要であることを

分かりやすく教えてくれた佐々木先生という、私の尊敬している方の本を思い出しました。

 

人間の生涯を建築物に例えると、

基礎を作る大事に時期にあるのが、乳幼児期。

 

その後の時期を例えると、小学校、中学校、高等学校、

大学、あるいは大学院、留学などというのは、

後から作っていく建築の部分となります。

 

小学校が床工事かもしれませんし、

中学校が天井かもしれないし、

高校くらいになると外装の工事とか屋根の瓦かもしれません。

 

大学や大学院、留学なんていうのは、

内装工事かもしれないし、あるいはカーペットや家具かもしれません。

 

そうすると、後からやるものほどやり直しがきく、ということに気づきます。

カーペットなんかいくらだって敷き替えができるし家具も取り換えられます。

留学や大学も学びたいと思ったときに学び直しができます。

 

けれども30歳で保育園にもう一度入りなおそうなんてことはできません。

 

人も建物も目に留まるのは、あとからやったところ。

A大学に入学した!ということや、高級なタイルを張った!というところ。

 

基礎工事に関心を持って床をめくってみようなんて人はいないのです。

 

けれども、しっかりした建物かどうかは確かな基礎工事なしに考えられないんですよね。

 

そういう意味では、

乳幼児期の育児も、鉄骨工事の基礎工事もどれほど意義の大きいことか。

 

一人の人間の基礎、建物の基礎を決定するのですから。

 

どれくらい価値の大きいことか、あるいは、どれだけ責任の重いことか。

 

一つの大きなビルも車の車庫も、工事を請け負うときの工事責任というのは、

工事の種類に関わらず、とても大きくて重いものです。

 

子供を育てることも、工事を請け負うことも、最高に価値のある、ほこりのある仕事だと思います。

 

川上産業の主力事業は、鉄骨造建物の鉄骨である建築鉄骨の製造です。

人々の生命、財産を守る建物が、雨風や恐ろしい地震に耐えられるか、

カギを握っています。

 

とても長くなりましたが、

今日もコツコツ向き合います(^-^)b